S&P500と楽天VTIどっちがオススメなの?
と気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、
手数料の安さを重視するなら S&P500
長期的な利回りの良さを重視するなら 楽天VTI
です。
今回は S&P500と楽天VTIの違いを示す 記事となっております。
それでは早速参りましょう。
楽天VTIのメリットデメリット
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)のメリットデメリットを解説!セミリタイアFIREへの鍵です。 - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
S&P500のメリットデメリット
eMAXISSlim米国株式(S&P500)のメリットとデメリットを解説!→ 投資初心者におすすめです - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
1. 指数の違い
両ファンドの比較表
2021/12/05時点でのデータ
eMAXISSlim米国株式(S&P500) の 指数はS&P500 です。
S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが算出している米国の株価指数の1つです。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の 指数はCRSPUS です。
VTIは、バンガード社が提供している投資信託で CRSPUSトータル・マーケット・インデックスという株価指数に連動しています。
上画像にもありますが、S&P500と楽天VTIを一言で表すなら、
S&P500 = 米国の代表的な企業500社
VTI = 米国の大企業&中小企業を合わせた4000社
に、投資しているという認識でOKです。
両ファンドともオススメな理由
投資信託の初心者おすすめ!失敗しない選び方5選。セミリタイアFIREしたいなら最初が大事です。 - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
2. チャート比較
楽天・全米株式インデックス・ファンド【9I312179】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンスを使用
eMAXISSlim米国株式(S&P500)と楽天・全米株式インデックス・ファンドの比較
S&P500は500社に投資し、楽天VTIは4000社に投資しています。
上の画像を見て、
" 投資会社の数が全然違うのにチャートがほぼ同じ動きをしているのは何故…? "
と、疑問に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、時価総額が大きい銘柄をより多く組み入れる 仕組みの為です。
その仕組みの名前は、時価総額加重平均法 と呼ばれ S&P500も楽天VTIもこの手法を採用しています。
時価総額加重平均法 =時価総額の大小を反映する計算方法。大型株が上がると指数が高くなる傾向にある
S&P500は元々、代表的な500社をピックアップしているので大企業の影響が強いのは理解できます。
しかし、楽天VTIは4000社と、米国市場のほぼ100%をカバー しているのにも関わらず、時価総額加重平均法により大企業が多く組み入れられています。
米国市場のほぼ100%カバーのソース↓
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivue/pdf/rivue_A.pdf
大企業の例を挙げると、
Amazon
Microsoft
Apple
Facebook
等々が挙げられます。
もちろん両ファンド共、この大企業らを組み入れています。
その為、時価総額平均法の影響により、S&P500も楽天VTIも組入銘柄が80%程被ります。
チャートがほぼ同じ動きをするのは、組入銘柄がほぼ被る仕組みを採用しているから。 なのです。
投資信託を銀行窓口で買うな! 元銀行員「損している人は××の傾向アリ」 - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
3. 利回り
楽天証券の2021/12/05時点の利回り(年率)は、
・S&P500
6ヵ月 26.70%
1年 37.59%
3年 20.24%
・楽天VTI
6ヵ月 22.85%
1年 35.76%
3年 20.04%
という結果になりました。
各データ↓
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 投資信託 | 楽天証券
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 投資信託 | 楽天証券
楽天証券のデータでは、ここ3年の利回りはS&P500の方が若干高い という見方ができます。
とは言え、両ファンドの利回りの差は拮抗しており 誤差の範囲 と言って差し支えありません。
(大体どのサイトで両者を比較しても、ほぼ同じか楽天VTIが僅差で有利)
米国市場の平均利回りが大体7% と呼ばれている中、 利回りが20%代は超優秀 です。
どちらも利回りの高い超優秀なファンドである事に、間違いありません。
日本と全世界の利回りは、"メリット② 利回りがいい" の欄に記載↓
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)のメリットデメリットを解説!セミリタイアFIREへの鍵です。 - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
4. 手数料
保有時の手数料(信託財産留保額)は、
S&P500は 0.0968%
楽天VTIは 0.162%
となっております。
(両ファンド共、購入時と解約時に手数料はかかりません。)
これは楽天VTIが割高という訳ではなく、eMAXISSlimシリーズが安すぎる のです。
eMAXISSlimシリーズを販売している三菱UFJ国際投信が、手数料最安値 を目指す会社です。
eMAXISSlimシリーズは他の商品もどんどん手数料値下げを行っています。
その為、eMAXISSlim米国株式(S&P500)の手数料はもっと安くなる 可能性があります。
手数料面ではS&P500の方が優秀か
S&P500も楽天VTIもネット証券で買いましょう
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5. どっち買えばいい?どっちも?
どちらもオススメ です。
強いて挙げるなら、
長期的な利回りの高さで選ぶなら楽天VTI
手数料の安さで選ぶなら S&P500
という結論になります。
" どっちも買ってしまおう "
という人は、どちらか一本に絞った方がいい でしょう。
理由は、ほとんど同じ組入銘柄で同じチャートを描くから です。
どうせ投資信託を2つ買うなら、国や金融商品を変えた方がリスク分散できます。
例えば日本国債や米国国債とか
(リスク分散に関しては、また記事を出します。)
私の場合は、楽天VTIを購入しています。
理由はチャートにもありましたが、長期的な成績が楽天VTIの方が若干良い からです。
投資するなら早い方がいい理由
投資信託はいつ始める? → 今です。セミリタイア・FIRE目指したいなら今始めよう! - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
6. まとめ
eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、
運用方法:インデックス投資
指数は:S&P500
組入銘柄:米国の代表的な500社
手数料:0.0968%
利回り(年):3年で20.24%
買付ランク:1位
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は、
運用方法:インデックス投資
指数は: CRSPUSトータル・マーケット・インデックス
組入銘柄: 米国の大企業&中小企業4000社
手数料: 0.162%
利回り(年):3年で20.04%
買付ランク:3位
です。
主な違いは、投資企業の数と手数料 が挙げられます。
eMAXISSlim米国株式(S&P500) vs 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の違い→ どっちもオススメです。
は以上です。
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