結論、eMAXISSlimシリーズの人気の理由は、
① 手数料が安い
② 手数料が更に安くなる可能性がある
③ 純資産額が大きい
です
という訳で、今回は eMAXISSlimシリーズの人気の理由を考察する 回です。
早速本題に参ります。
純資産残高が3兆円を突破
ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 米国株式（Ｓ＆Ｐ５００） | 三菱ＵＦＪ国際投信株式会社
2022年08月09日
ノーロード・インデックスファンド『ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ（イーマクシス スリム）』シリーズ合計純資産総額3兆円を突破[305KB]
https://www.am.mufg.jp/text/release_220809.pdf
より引用
2022/08/08時点で、eMAXISSlimシリーズの合計の純資産額が3兆円 を突破しました。
上画像にある通り、1兆円を到達するまで約4年で、2兆円と3兆円の突破には約8ヶ月で達成 しています。
人気の理由① 手数料が安い
eMAXISSlimシリーズは他の投信と比べて、特に手数料が安い です
投資信託の手数料には主に3種類あります。
購入時にかかる 購入時手数料
運用期間中にかかる 信託報酬手数料
解約時にかかる 信託財産留保額
です。
eMAXISSlimシリーズでは、購入時手数料 と 信託財産留保額 が掛かりません。
eMAXISSlimシリーズでかかる手数料は、運用期間中にかかる 信託報酬手数料 のみです
eMAXISSlimシリーズの、運用期間中にかかる信託報酬手数料は、以下のようになっています。
・株式
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.154％
〃 先進国株式インデックス 0.1023％
〃 新興国株式インデックス 0.1870％
〃 国内株式(日経平均) 0.154％
〃 米国株式(S&P500) 0.0968％
〃 全世界株式(除く日本)0.1144％
〃 全世界株式(オール・カントリー) 0.1144％
〃 全世界株式(3地域均等型) 0.1144％
・債券
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 0.132％
〃 先進国債券インデックス0.154％
・不動産(リート)
eMAXIS Slim 国内リートインデックス 0.187％
〃 先進国リートインデックス 0.22％
・バランス
eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）0.154％
以上です。
投資信託の信託報酬手数料は 0.2%台以下であればかなり安い と一般的に言われています。
その中で、eMAXISSlimシリーズは 全ての投信が0.2%台以下 なので非常に割安だと言えます。
実際、2022/08/10時点で楽天証券で販売している全ての投資信託(2655本)を手数料が安い順に並べると、
2位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
5位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
となっております。↓
eMAXISSlimシリーズは、他社と比較して非常に割安 である事が分かります
eMAXIS Slimシリーズを比較してみた↓
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人気の理由② 手数料が更に安くなる可能性がある
とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim（イーマクシス・スリム）
eMAXIS Slim 信託報酬率の引き下げ実績 (イメージ図) より引用
eMAXISSlimシリーズは、手数料の引き下げを順次行っています
eMAXIS Slimシリーズは、業界最安値の運用コストを目指しています。
前項で述べましたが、eMAXISSlimシリーズの手数料は既に割安なので人気を博しています。
その中で、画像にもある通り 手数料の引き下げを行なっている のは魅力的です。
手数料の引き下げの仕組みとして、受益者還元型信託報酬率を採用しています。
受益者還元型信託報酬率とは、一定の純資産額を超えたら、超えた部分により低い手数料を適用するシステム です
例えば、eMAXISSlim米国株式(S&P500)であれば、
500億円未満の部分：0.09680%
500億円以上 1,000億円未満の部分：0.09625%
1,000億円以上の部分：0.09570%
といった具合で、純資産が多くなればなる程手数料が安くなる システムになっています。
安い手数料を更に安くする という購入者への利益還元の姿勢が人気を呼んでいると考えられます
人気の理由③ 純資産額が大きい
投信スーパーサーチ | 投資信託 | 楽天証券
eMAXISSlimシリーズを純資産額順にソート
純資産額のボーダーラインは30億円 と一般的に言われています。
(30億を下回ると、運用会社が赤字になり繰り上げ償還される恐れがある為)
純資産額とは、投資者が投資したお金 + 運用差損益 ですが、
純資産額 = 投資信託の人気そのもの
とも言えます。
運用状況が良く、手数料が安い投信は投資者から多くのお金を集められる為、純資産額は増えます。
逆に、運用状況が悪く手数料が高い投信は、資金を集められない上に解約が続出します。
故に、純資産額 = 投資信託の人気そのもの と言えます。
上画像の通り、eMAXISSlimシリーズは全て純資産額が30億以上です。
また、純資産額も長期的に見れば全て右肩上がりなので、繰り上げ償還の可能性が極めて低い投資信託 と判断できます。
人気の投信は純資産額が大きくなる傾向にあります
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