結論、Tracers S&P500ゴールドプラスは リスク分散の効いたレバレッジ投資信託 です
という事で今回は、Tracers S&P500ゴールドプラスについてまとめてみた 記事です。
なお、当記事は2022/09/01時点でのデータとなっている為、その点ご了承ください。
Tracers S&P500ゴールドプラスとは
投資信託新規取扱いのお知らせ（2022年8月31日） | インフォメーション | 投資信託 | 楽天証券
目論見書より引用
Tracers S&P500ゴールドプラスは、米国株(S&P500)に100%、金に100%への投資で純資産総額が200％相当額となるように投資を行う投資信託 です
上画像にもある通り、米国株と金の先物取引(レバレッジ)を通じて運用を行います。
Tracers S&P500ゴールドプラスは、レバレッジ2倍 の運用となっております。
資金の85%でS&P500を現物購入し、残り15％を証拠金としてS&P500の先物15%分と、100%分の金を購入しています。↓
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目論見書より引用
ここからは、S&P500、金、レバレッジ とその他について解説します
S&P500とは
S&P500とは、米国の代表的な代表的な株価指数の1つ です
S&P500は米国を代表する500社の株式で構成されており、米国株市場の時価総額の約80％をカバー しています。
S&P500は1957年に設定されて以来、平均利回りは10%前後 という長期的な高利回りの為、投資家から絶大な人気を誇ります。
S&P500は株式で構成されている為、好景気の時に利益をもたらしてくれます
金とは
金は、昔から一般的に価値があるとされる実物資産 です。
金は世界中で同価値として扱われており、換金性が高い事から 世界共通の資産 とも呼ばれています。
有事の金 とも呼ばれており、政治や経済の混乱期、災害時、インフレ時に相場が上がりやすいとされています。
金は、それ自身に価値がある為 不景気の時に利益をもたらしてくれます
レバレッジとは
レバレッジとは、てこの原理の様に 少ない資金で大きな金額で運用ができる 仕組みです
例えば、資金が100万円あったとします。
レバレッジ2倍なら、200万円分の取引が可能で、
レバレッジ10倍なら、1000万円分の…
といった様に レバレッジをかける分だけ大きな資金で取引ができる訳です。
ここからはメリットとデメリットを解説します。↓
・メリット
少額で大きな利益が狙える
・デメリット
①大きな資金で取引する為、大損を喰らう可能性あり
②資金調達コストがかかる為、手数料が高くなりやすい
③横ばい相場による、減価と指数との乖離
②レバレッジをかけるという事は、レバレッジをかける分を、誰かがどこかからお金を調達する 必要があります。
2022年現在、世界的に金利上昇が起こっている為、運用会社がお金を調達するにもコストがかかる 事になります。
その資金調達コストは、手数料として投資者が負担する必要がある という訳です。
③については以下画像をご覧ください。↓
横ばい相場が続く場合、元の指数より価格が下落していきます。
例えば10,000円を投資し、指数が10％上昇し、10％下落した場合は現物であれば、
10000 → 11000 → 9900円
となりますが、レバレッジ2倍の場合は20％上昇し、20％下落する事になるので、
10000 → 12000 → 9600
という値動きになり、300円減価している事が分かります。
画像はNASDAQ指数ですが、どの指数でも横ばい相場なら同じ現象が起きます。
手数料
購入時手数料 ：0%
信託財産留保額 ：0%
運用管理費用 ：0.1991%
その他の費用 ：ファンドの日々の純資産総額に対して年率0.1%を乗じた額の信託期間を通じた合計を上限とする額
となっています。
(信託財産留保額 = 売却時にかかる手数料です)
目論見書によると、手数料の合計額は 保有額や運用状況によって異なる ので表示できないそうです
S&P500と金のチャート
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目論見書より引用
上画像の通り、S&P500と金の値動きが逆相関になっている事が分かります。
景気が良い時は、S&P500が利益を出す
景気が悪い時は、金が利益を出す
という、同一資産に100％投資する商品より比較的、値動きが下落しにくい というメリットがあります。
2つの違う値動きの資産に投資する事で、１つの投信でリスク分散ができる のもメリットです。
" レバレッジをかけて大きな利益を狙いたいけど、リスク分散が効いている投信がいい！" という方に向いた投信かもしれません
まとめ
・Tracers S&P500ゴールドプラスとは
米国株(S&P500)に100%、金100%への投資で純資産総額が200％相当額となるように投資を行う投資信託
・S&P500
米国の代表的な代表的な株価指数の1つで、米国株市場の時価総額の約80％をカバー しています。
・金
金は世界共通の資産であり、有事の金 とも呼ばれています。
・レバレッジ
レバレッジとは、てこの原理の様に 少ない資金で大きな金額で運用ができる 仕組みです
・メリット
少額で大きな利益が狙える
・デメリット
① 大損を喰らう可能性あり
② 手数料が高くなりやすい
③ 減価と指数との乖離
・手数料
購入時手数料 ：0%
信託財産留保額 ：0%
運用管理費用 ：0.1991%
その他の費用 ：ファンドの日々の純資産総額に対して年率0.1%を乗じた額の信託期間を通じた合計を上限とする額
手数料の合計額は、目論見書によると 保有額や運用状況によって異なる そうです。
・S&P500と金のチャート
景気が良い時は、S&P500が利益を出す
景気が悪い時は、金が利益を出す
と逆相関になっており、リスク分散ができている
Tracers S&P500ゴールドプラスって何？ → レバレッジ2倍でリスク分散が効く投資信託です
は以上です
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