結論、分散投資するなら相関係数が-1のものを選べばOKです。
という内容になっております。
今回は、相関係数の説明と分散投資のやり方 を解説していきます。
eMAXISSlim米国株式(S&P500)のメリットとデメリットを解説!→ 投資初心者におすすめです - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
1. 分散投資するには
結論から言うと、
分散投資 = リスクを減らす方法の1つ
分散投資する方法は 相関係数が-1に近いものを選ぶこと です。
(相関係数の説明は後述します。)
2つの投資信託を用いて分散投資の説明をします。
比較するのは、人気の投資信託である S&P500 と 楽天VTI です。
S&P500 vs 楽天VTI という記事を出した際、
S&P500と楽天VTIをどっちも積立投資する事はリスク分散にならない
と記載しました。
何故リスク分散にならないかと言うと、両ファンドとも米国株に投資しており構成銘柄が80%程かぶる からです。
米国の景気良い = 両ファンド共に利回りが良くなり
米国の景気が悪い = 両ファンド共に利回りが悪くなる
という、ハイリスクハイリターンな結果になります。
分散投資をすると言っても、国や投資先を変えた方がいい のです。
とは言っても、
" どの投資信託を組み合わせたらリスク分散できるのかが分からない "
となるでしょう。
リスク分散できる組み合わせ とかあるんですか?
相関係数を見れば分かります。
という訳で、次項で相関係数の説明を行います。
2. 相関係数とは?(1に近い場合)
相関係数 = 2種類のデータの関連性の強弱を表す指標
と考えていただければOKです。
上画像の相関係数の図を見ると、何か数字が表示されています。
これを投資のチャートに当てはめて説明するなら、
1に近い → 同じ動きをする
0に近い → 全く関係ない動きをする
-1に近い → 逆の動きをする
という意味です。
例を挙げると上図では、米国株式と米国株式の相関係数が1.00 となっております。
そして、S&P500と楽天VTIは米国株式に該当します。
つまり、 S&P500と楽天VTIのチャートは同じ動きをするという事?
その通りです。下画像をご覧ください。
楽天・全米株式インデックス・ファンド【9I312179】:チャート:投資信託 - Yahoo!ファイナンスを使用
S&P500と楽天VTIのチャート
実際、相関係数が1.00の両チャートはほぼ同じ動き をします。
次項では 相関係数が0に近い場合と、-1に近い場合 を紹介していきます。
投資信託の初心者おすすめ!失敗しない選び方5選。セミリタイアFIREしたいなら最初が大事です。 - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
3. 相関係数(0に近い場合)
楽天VTI(米国株式)と、三菱UFJ日本国債ファンド(日本国債)の 相関係数は0.04 です。
上画像のチャートの通り、お互いが全く関係のない動き をしています。
楽天VTIが上昇しても、日本国債が上がるか下がるかは不明という事です。
投資初心者にオススメしないレバレッジ投資信託のメリットとデメリットとはー。 - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
4. 相関係数(-1に近い場合)
eMAXIS先進国債券と米ドル/円の 相関係数は-0.72 です。
ー1に近い為、チャートは逆の動きをします。
(先進国債券が高い時は円高に、先進国債券が安い時は円安になる性質を持つ為)
逆の動きをする商品を2つ保有していれば、リスク分散になります。
お互いが上手い事バランスを取るので、保有資産の値動きが安定し大損する可能性が低くなります。
相関係数1(同じ動き)の場合、マイナス時に精神的に耐えられない という方もいます。
特に投資初心者は、リスク分散に努めた方が財布も心身も安心 できるというものです。
分散投資をするなら相関係数が-1になる商品を選びましょう
ニートが80万円を米国株投信で積立てて放置した結果 → ×××万円になりました!セミリタイアFIREを目指したい人必見です - うつ病ニートが副業でセミリタイアFIREを目指す
6. まとめ
投資信託で分散投資したいなら、
相関係数が-1に近いものを選ぶ
事が大切です。
先程記載しましたが、投資初心者は特にリスク分散に努めた方が、心身共に安心でいられるのでオススメです。
セミリタイアFIREを目指す方は、保有商品の値動きが安定している方が生活の見通しが立ちやすい です。
相関係数の図を見ながら分散投資を行ってみてはいかがでしょうか。
投資信託の分散投資ってどうやるの?→ 簡単にできる方法教えます!セミリタイアFIRE目指す方必見!は以上です。
投資やセミリタイアFIREについて知りたい方は、下にある関連記事やカテゴリをご覧ください!
↓↓