結論、キャッシュポジションの目安は 年齢 や 相場 によります
という訳で今回は、キャッシュポジションはどれくらいの割合がいいか を考察する回です。
それでは早速本題に参ります。
キャッシュポジションとは
キャッシュポジション(現金比率)とは、まだ投資に回してないが手元にある資金 の事です
キャッシュポジションは、生活費に回す貯金や、万が一の生活防衛資金とは別の資金です。
一般的にキャッシュポジションは 投資に回せるが、まだ手元にある資金(又はその割合)を 指します。
" 相場が悪いからキャッシュポジション多めに取っておこう"
" この株は買い時だからキャッシュポジションを失くして買ってしまおう "
" もう70代だしキャッシュポジションは多めに取っときたい "
といった具合です。
キャッシュポジションは 相場の流れ や 年齢 等によって変わってきます。
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キャッシュポジションのメリット・デメリット
キャッシュポジションが多い場合のメリット・デメリットです↓
- メリット① 精神的に安心する
いつでも金融商品を買える資金がある事は、心の余裕を産みます
- メリット② 安い時に買える可能性
買いたい株が安価になった時に購入し、大きな利益を狙える可能性があります
- デメリット① 機会損失になる
株を保有すれば、長期的に利益を得られる可能性があります。
現金で寝かせていると、そのチャンスを失う事になります。
- デメリット② 現金価値の目減り
2022年の日本では、円安等で物価が上昇しています。
以前よりも、商品に対し多くのお金を払う必要がある為、相対的に現金の価値が目減りする事になります。
キャッシュポジションが少ない場合のメリット・デメリットです↓
- メリット①大きな利益を狙える
株式を大量購入している場合、配当を得たり、売却益を狙えます。
株価が上昇している際は、含み益が大幅に増えます。
- メリット② 機会損失が防げる可能性
暴落時の大底で大量購入できた場合は、数年後に大きな利益になります。
"安い時に買っていれば…" という精神的ダメージを防げる可能性があります
(超ハイリスクハイリターンですが)
- デメリット① 精神的にしんどい
キャッシュポジション0%で株式100%の投資(フルインベスト)の場合、資産の値動きが激しくなります。
この激しさは、投資初心者であればある程、精神的に参る可能性があります。
- デメリット② 安い時に買えない
金融商品の価格が下がった時に、購入できません。
安価で購入できない為、将来的な利益を失う可能性があります。
- デメリット③ 売却等に損をする可能性
突然お金が必要になり、金融商品を売却しなければならない事もあるでしょう。
含み益が出ていれば良いですが、含み損を抱えていれば売却時に損失が確定します。
年齢による
20代であれば、給与がある上、やり直しが効く年齢なので キャッシュポジション0の全力株式投資 (フルインベスト) でもいいかもしれません。
失敗したとしても、また働いて貯めればいいだけです。
しかし、30代以降であれば、配偶者や子どもがいる方もいるでしょう。
60代であれば、年金暮らしです。
つまり、年齢が上がるにつれてリスクが取れなくなる 可能性が高いです。
従って、キャッシュポジションを年齢に応じて減らす というのも手法の1つです。
一般的なキャッシュポジションの目安としては、現金比率=年齢 です。
現金比率=年齢
20歳:20%
30歳:30%
40歳:40%
また、 現金比率 = 「年齢 - 20」~ 年齢 という考え方もあります。
現金比率 = 「年齢 - 20」~ 年齢
20歳:0~20%
30歳:10~30%
40歳:20~40%
50歳:30~50%
60歳:40〜60%
といった具合です。
60歳でキャッシュポジション0%で含み損を多く抱える… という事態は避けたいね
年齢に応じて現金を多く保有する という手法は精神衛生的に良さそうですね
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相場による
一般的に、
相場が良い時 = キャッシュポジション少なめ
相場が悪い時 = キャッシュポジション多め
とされています。
相場が良い時は、相場が悪くなった時に買い足せる資金を貯めます。
相場が悪い時は、資金を投入して買い足していきます。
これは、相場が悪い時ほど 安い値段で金融商品を買える 為です。
相場が悪いと判断し、"チャンスだ!" と思い一括で株式を購入しても、もっと下落する事もあります。
その為、相場が良い時も悪い時も、積立投資を続ける事をオススメします。
積立投資は、定期的に金融商品を購入する事で 高値掴みを防ぐ 効果が期待できます
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まとめ
キャッシュポジション(現金比率) は年齢や相場による
という結論になりました。
キャッシュポジションが多い時のメリットとデメリットは、
・メリット
精神的に安心する
安い時に買える可能性
・デメリット
機会損失になる
現金価値の目減り
キャッシュポジションが少ない時のメリットとデメリットは、
・メリット
大きな利益を狙える
機会損失が防げる可能性
・デメリット
精神的にしんどい
安い時に買えない
売却等に損をする可能性
といった感じです。
投資におけるキャッシュポジション(現金比率)はどれくらいがいい? → 年齢や相場による
は以上です。
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